Sunday, October 17, 2010

CANON FTb モルトプレーン交換


カメラネタが続きます。
現在フィルムのメインカメラは
Nikomat EL(右奥のカメラ¥500で巻き上げ不可のジャンクをゲット:2分で修理完了。他は完璧)
なんですが、天下のNikkorレンズは中古相場も結構高め。
今はNikkor S.C Auto 50/1.4しか持ってません。
で、いつも鞄に入っているのが
Nikon AF600 (¥250。w 動作完璧)

Canon FDレンズは中古相場が安いんですが、
いい状態のものがあまり無く、素人分解されたもの(売るなよぉ。)
もたまに見かけます。

広角欲しーなー。
nikkor高いなー。
とぼやいていると
かなり状態のいい FD28/2.8がT50付きで
(多分使わない、でもプリズムがFTbに使える!こうしてカメラが増えて行く...。)
出ているのを見つけたので確保。(勿論激安。)

で、FTb(後期型。画像左手前。)の出番です。
フィルムを装填する前に軽く動作チェック。
この機体は一般的に言われているような巻き上げ時の「ゴリゴリ感」も無く
至ってスムーズ。(自分でクリーニング、グリスアップ、注油したんで。)
でも、モルトが、




ん〜微妙。
「後の祭り」はいやなんで
交換しました。

準備する道具は、

(左から、柔らかい平筆を短く切ったもの。竹串を削ったもの。)
後は、
・無水アルコール
・ティッシュペーパー
・綿棒
・ボンドG17(基本的にカメラには瞬間接着剤は御法度です。)
・モルトプレーン(遮光材)あるいは、代用品。僕はフィルム室にはフェルトを使います。出来るだけモルトは避けたい。加水分解怖いです。

では、始めます。

まず、シャッター幕を痛めない為に養生します(写真でははがきを切ったもの、テープはマスキングテープがいいです。今回は見当たらなかったのでセロハンテープ。)





次に加水分解でボロボロになった古いモルトをきれいに除去します。
まずは、裏蓋とボディがかみ合う溝です。

ティッシュペーパーにアルコールをしみ込ませ、加工した竹串でコリコリ...。
一度では取れないので、何度もティッシュペーパーを交換してきれいにします。
これ結構大事です。古いモルトが残っていると新しいモルト(今回はフェルト)がきれいに収まらないし、残りカスがフィルムに付いて、「あ”ー」とかなります。



次にヒンジ部分です。


実際、フィルムに光漏れが確認された場合ほとんどがここから光が入っちゃってます。
なので慎重に、器用な人はヒンジを外さなくても交換できると思いますが、今回は取っちゃいます。張り皮を慎重に剥がすとネジが現れるので、これを外すとヒンジが本体から分離します。
*この時代のCANONの張り皮は結構頑丈に貼ってあります。無理をせず、アルコール等をしみ込ませてゆっくり剥がします。
また、FTbはQL(Quick Loading)機構が採用されていて、ボディと裏蓋は完全には分離しません。



取れました。

かなり、心配な状態ですね。
これをきれいにします。









掃除が終わったらフェルトをサイズに合わせて切ったもの(出来ればノギスで採寸しましょう)
をごく薄く添付したボンドで貼付けます。
もしボンドがはみ出したらアルコールで湿らせた綿棒で掃除しときます。
元通りにヒンジをビス留めし、張り皮を少量のボンドで貼り直します。


さっき掃除した溝に入れる新しい遮光材を切りだします。
ここでおすすめなのが、これ↓



100均で見つけました。
結構使えます。
これを使ってフェルトを細ーく切り出します。幅は機種によって多少の差がありますが
0.5~1mm位でしょうか。
色々試してみましょう。(ただ分厚すぎると閉まりづらいです。無理せずにちょうど良い抵抗感で裏蓋が閉まる厚みを見つけましょう。)



細く削った竹串(裁縫針とかもいいです)にボンドをつけて溝に少しずつ添付して行きます。
それを追うように溝に遮光材を詰めて行きます。
(美容用の注射器を使うという方法もあるのですが、管理が大変です。アセトンとか必要。経験談)
(また、遮光材には毛糸を使う方法もあります。耐久性に優れておりおすすめ。)

こんな感じです。*ボンドはごく少量!





はみ出たボンドをきれいにして完成です。
修理に出すと4000円くらいです。
自信が無い場合は無理せず、プロに任せましょう。

まぁ、慣れれば簡単です。
自分で簡単なメンテナンスが出来ると愛着がわきます。
バトー氏の言うところの「機械への愛。」ですね。


今日は高校時代の友人とBBQがあるんで早速出動です。

ではでは。

CANON FTb あるいは、怨念

キヤノンの古いカメラです。
なぜかこの機種とは縁があり、
今まで6台ほど手に入れました。
(なんてったって安いんです。)

高校のとき友人に一台譲り(今は部屋の飾りになっているようで。。)


大学生のとき学内でぶらぶら撮り歩いていると
仲のいい友人が爽やかに「くれ!」と一言。
あげちゃいましたね。w
でも、彼はいつもそのカメラを持ち歩いてバリバリ使ってました。
後日、ボロボロになったFTb(FD50/1.8付き)を見た時は
ほんとに譲ってよかったと思いました。

もう一台はずっと大切に使っていたのですが、寿命をまっとうしました。
(巻き上げ軸がアウト。シャッター幕のリボン切れ。。ありがとうFTb)

で、しばらくフィルムカメラからは遠ざかっていましたが。
久しぶりにヤフオクを覗いてみたら。。。

FTbがゴミ扱い....。
元々普及機だし、あんまり人気がない機種ではありますが...。

で、気付いたら、

届きました。FTb(シルバー)。



で、それから半年。


...

現在、所有中のカメラなんと、17台!!
勿論全部使ってますよ!(いや、何台かはケースの中に...。w)


病気ですね。

現在FTbは黒(メイン)と銀(予備)を持ってます。

今はカメラの修理の方にも手を出してしまって
大変です。

沼ですね。
ご利用は計画的に...。

Saturday, October 16, 2010

耳コピ "Raven" 1

楽器をやったことがある人なら
多分経験があると思います。

要するに演奏したい曲の楽譜が手元に無い(あるいは高くて買えねぇ)
場合に何度もその曲を聴きながら音を探して行くことですね。

はじめは、上手く出来ないのですが
慣れてくると、一度聴いただけでその曲が弾けちゃったりします。

さらに、効果的な方法として
一度「耳コピ」してみた曲を
楽譜と照らし合わせて練習してみると
自分の間違いに気づいたり、(いわゆる手癖?)
曲の構造が見えてきたり、
気づいたときにはある程度楽譜が読めるようになってたりします。


と、まぁ。
こういうことって語学にも当てはまる部分があると思います。

ようは「口まね」(丸暗記)です。

赤ん坊が初めて言葉を発するとき、
発した言葉を理解しているのではなく、
単純に「口まね」をしている状態で
そのアクションに対する世界の反応を受けて
言葉を獲得して行くものです。

もちろん、かなり早い段階から
「類推」によっても語彙は増えるますし
ある程度、母語の体系が形成された我々「大人」が赤ん坊と同じ方法をとるのはちょっと無理がありますよね。

でも、基本的な文法学習や基本語彙(5000語くらい)
をやり終わってなお、
実際の会話時に言葉に詰まったり、
イントネーションやアクセントに自信が持てなかったりする時は
かなり、おすすめだと思います。

それは、「詩」を丸暗記するという至ってシンプルなものです。
「詩」には書かれた言葉で読まないと捉えられない微妙なニュアンスが多く含まれているし、
何よりそれらの多くは「韻」をふまえて構成されていて、音楽的で親しみやすいからです。
また、その言語独自のリズムに触れることによって
我々外国人が陥りやすい簡単なミスに気づくこともあります。(例えば前置詞とか。)
話題も増えますしね。


これけっこう楽しいですよ。

後半へ続く...。

ではでは。

.....ハハハハハ.....。

やっぱり続かないようなので。w
ブログの趣旨を変更。
前の投稿で「語学学習のノート」とテーマを設定したものの、
あっさりリタイア。
まぁ、徐々に書きたいけど。。。

初めてのブログなんであまりカテゴリーを絞りすぎると
進まない。

というわけで、
もう少し話題を広げようと思います。

現在、興味があることは。
(あるいはやっていること。

・語学(英語、仏語、独語、韓国語、そして一番大事な日本語。)
・音楽全般
・読書
・プログラミング(C、max/msp。。。誰か教えて。。。)
・写真(フィルム/デジタル両方やります。家で現像もします。)
・芸術全般

てな感じです。

...嫌な予感。